若草物語のリメイク版『ストーリー・オブ・マイライフ』の公開が、3月27日から初夏の予定に延期されましたね!
ジョー役にシアーシャ・ローナン、ローリー役にティモシー・シャラメと『レディバード』以来の再共演で多くの人が楽しみにしている映画です。
ティモシー・シャラメが演じるローリーってどんな男性なのでしょうか?
ローリーのモデルになった人物は誰なのでしょう?
今回は『ストーリオブマイライフ映画ティモシーシャラメはローリー役?モデルは誰?』についてご紹介します。
もくじ
ストーリオブマイライフ映画ティモシーシャラメはローリー役?モデルは誰?
予約した「若草物語」のメイキングブックがそろそろ届く予定。最近ずっとストレスフルで、早く美しいものを見て癒されたい……シアーシャ・ローナンとティモシー・シャラメは最強… pic.twitter.com/K6eAk47Pkl
— Andy✈ (@andyoume) February 26, 2020
あまりにも美しすぎる、ティモシー・シャラメ。
ティモシーがローリーを演じるとあっては、ファンとして観ないわけにはいきません。
「若草物語」において、彼は重要な役どころです。
ローリーはジョーたち四姉妹が暮らすマーチ家の向かいに住む大富豪の御曹司です。
両親がおらず、お祖父様に育てられていて、愛情不足な面もあるのでしょうか。
マーチ家とは家族ぐるみで親しくなり、新しい兄弟が1人増えたようにマーチ家に馴染みます。
マーチ家の四姉妹の中でも、特に仲良くなったのはジョーです。
ローリーはパーティで足をくじいたジョーに出会った初対面の時からジョーが大好きだったのでした。
お金もありハンサムで気さくな性格の青年で、女性には困らないキャラクターですが、ローリーが憧れるのはマーチ家に溢れている愛情であり、ジョーの情熱でした。
やっぱり愛情不足で寂しがり屋なんですね。
歴代ローリー画像を紹介
『若草物語』のローリーは歴代の美少年が演じてきました。
1933年がオリジナルの映画『若草物語』、その後3本の『若草物語』が制作されましたが、それぞれの作品に独自の魅力をもったローリー役がついていて、どの作品も素晴らしいです。
最初に公開された『若草物語』のローリー役からご紹介していきますね♪
1933年初代ローリーはダグラス・モンゴメリ
『若草物語』1933年公開
原題:Little Women
監督:ジョージ・キューカー
初代ローリーはダグラス・モンゴメリでした。
この時のジョー役はキャサリン・ヘップバーン、モノクロ映画でした。
1949年版はピーター・ローフォード
『若草物語』1949年公開
原題:Little Women
監督:マーヴィン・ルロイ
2作目は1949年で、この時の『若草物語』はカラー映画で公開されたそうです。
「初のカラー映画」の呼び声が上がったとのことなので、公開当時は、この映画だけがカラーだったのかもしれません。
この時のローリー役はイギリス出身の俳優、ピーター・ローフォードでした。
ロバート・ケネディ大統領の妹さんと結婚した方だそうです(後年、離婚)。
1994年版の3代目はクリスチャン・ベイル
『若草物語』1994年公開
原題:Little Women
監督:ジリアン・アームストロング
3作目『若草物語』のローリーはなんとクリスチャン・ベイルですよ!
この時のジョーがウィノナ・ライダーで、おそらくこの時をきっかけに出会ったのではないかと思いますが、クリスチャン・ベイルはウィノナ・ライダーのアシスタントをしていた女性と、映画の公開から4年後に結婚されています。
2019年版4代目が今回のティモシー・シャラメ
『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』 2019年公開
原題:Little Women
監督:グレタ・ガーウィグ
アメリカではすでに公開された4作目の今回はもちろん、ティモシー・シャラメです。
なんですか、このブルーを背景に撮っただけであたかも風に吹かれて髪がそよいでいる感を醸し出している感じは。
目の前に広がる草原を見つめている感はなんですか。
日本にも『若草物語』があった?
1964年に日本でも映画『若草物語』を制作・公開していたそうですが、こちらはルイーザ・メイ・オルコットの原作とは全く別物だったようです。
四姉妹が出てくるところは原作と一緒。
長女は芦川いづみ、次女が浅丘ルリ子、三女は吉永小百合、四女を和泉雅子。
当時の4大人気女優だったそうです。
物語は長女が結婚して離れて暮らしているところに、3人の妹たちが押しかけていき、姉夫婦に迷惑かけるのも申し訳ないと言って次は長女のところを出て行き、結局3人で一緒にアパートを借りて暮らすことになるのですが、それぞれに恋模様が・・・という内容らしいです。
大阪弁だそうです。
次女が作家になる、という情報もないし元々家族一緒に暮らしている設定でもないし三女が病弱なわけでもないので、ルイーザ・メイ・オルコットの小説とは無関係ですね。
ストーリオブマイライフ映画ティモシーシャラメが演じるローリーのモデルは誰?
ホラー大好きなんだけどティモシー・シャラメを観たあと不思議とグロい映画に抵抗が出てくる
たぶんあまりの美しさに脳みそが浄化されてしばらくこの余韻を壊したくないんだと思う笑 pic.twitter.com/JFDcahVaWt— Neeko (@ku2movie) March 3, 2020
『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』の原作者ルイーザ・メイ・オルコットが家族で暮らしていたオーチャード・ハウスの向かいには、ローリーのモデルとなった青年が住んでいたわけではありませんでした。
ではローリーというキャラクターがどこから来たかというと、1865年の、ルイーザが33歳の時に旅したポーランドで出会ったラディスラス・ヴィシニェフスキーという青年がモデルになっているのではないか、ということです。
その年ルイーザは貿易商の娘で病気の子の付き添い兼看護婦として、一緒に1年間の世界旅行に出たのだそうです。
看護婦の経験があるルイーザには適任だったでしょうし、旅費はおそらく全額貿易商さんのご負担だったと思うので、ラッキーでしたね。
ともかくその青年とは旅で出会ったお友達というだけで終わったようですが、ローリーというキャラクターから考えると明るくて社交的で気さくな、チャーミングな青年だったのでしょうね。
ちなみに、これまでの映画『若草物語』でジョーが結婚した「ベア先生」のモデルは、原作者ルイーザの初恋の人らしいですが、どなたかご存知ですか?
思想家で詩人でもあった、かの有名なエマーソンです。
エマーソンとルイーザのお父さんは同じ超越主義の思想家で、親しく交流があり、エマーソンはオルコット家にもよく訪れていました。
エマーソンが、ルイーザの初恋の人だったんですね。
ポーランドの青年といい、エマーソンといい、ルイーザ自身は素敵な男性に出会いながら結婚の道を選ばなかったんですね。
今回の『ストーリー・オブ・マイライフ』ではローリー演じるティモシー・シャラメとジョー役のシアーシャ・ローナンがどんな素敵なシーンを見せてくれるのか、楽しみですね。
まとめ
若草物語みたらまたティモシーシャラメ沼にどっぷりハマってしまうと思うんですよね…………
衣装好きすぎる pic.twitter.com/LSSY6EgncE— ゆゆまる (@wingedFancy0x0) March 1, 2020
いかがでしたでしょうか?
今回は『ストーリオブマイライフ映画ティモシーシャラメはローリー役?モデルは誰?』についてご紹介しました。
ティモシーシャラメ演じるローリーのモデルとなったのは、原作者ルイーザ・メイ・オルコットが世界旅行の最中に旅先のポーランドで出会った青年だとわかりました。
映画『ストーリーオブマイライフ』はこれまでも映画化されてきた『若草物語』の4作目となります。
歴代のローリーに負けない、美しいティモシーをスクリーンで見られるのが楽しみですね♪