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魔女の宅急便の原作結末ネタバレ&その後の続きは?

魔女の宅急便ネタバレその後

ジブリ作品の中で最も多くのファンを獲得しているであろう作品が『魔女の宅急便』です。

30年前の公開当時は、興行収入が伸びずジブリは存続の危機に瀕しました。

それが時を経るにつれ、じわじわと人気が高まって今やジブリ作品の中では検索順位トップとなっています。

今回は『魔女の宅急便の原作結末ネタバレ&その後の続きは?』というタイトルで、角野栄子さんの原作についてネタバレつきで結末とその後の続きをご紹介します。

ちなみに読むなら新装版がおすすめですョ。

表紙の絵が可愛いので。w

 

もくじ

魔女の宅急便の原作結末ネタバレ!

映画『魔女の宅急便』を観た方は「原作と映画はどのくらい違うんだろう?」と思われると思います。

ジブリ映画で描かれているのは物語のほんの最初の部分だけ。

そこに原作全体からいくつかのエッセンスを拾ってきて集めてある、という感じです。

原作は全6巻で、キキが実家から修行の旅に出る一番最初の13歳からスタートし、最終巻の6巻では35歳の母親になっています。

映画のラストではキキが実家のご両親に「悩むこともあるけれど、わたしは元気です」という手紙を書いて終わりますが、原作1巻の終わりではキキは最初の1年を無事に終えて里帰りするところまでが描かれています。

 

キキの宅急便を宣伝してくれたのはウルスラ

映画の中で、ジジにそっくりの猫のぬいぐるみを空から落としてしまい、探してくる間ジジがぬいぐるみのフリをしてお届け先の家で待つというハプニングは、原作の中にも出てきます。

森で出会った絵描きのウルスラさんは原作にも出てきますが、絵描きさん、としか名前は出てきません。

原作では、この絵描きさんがキキとジジの絵を描いて、それを展覧会の会場に運んでくれるようキキに依頼をするのです。

大きくて薄い、キャンバスのようなものは持って飛ぶのは難しいのですが、キキがトンボに相談すると、「お散歩」法という、絵に風船をくくりつけて浮かせる方法を教えてくれて、無事に展覧会まで絵を運ぶことができました。

絵を運ぶ間中、色とりどりの風船がついたキキとジジの絵が街の上を移動し、目に留まった大勢の人たちへのすばらしい宣伝になったのです。

展覧会の絵にもキキが営業している「魔女の宅急便」にも大きな注目が集まり、キキもすっかり有名になり、注文がぐんと増えたのでした。

ただ、原作だと絵描きさんはこのエピソードでしか登場しません。

キキが出会うたくさんのお客さんのひとり、という位置づけでした。

 

魔女の宅急便の原作その後の続きは?

映画に描かれていなかった物語の続きはどうなるのでしょうか!?

原作を全巻読んでみると、『魔女の宅急便』シリーズは大きく分けて2つのストーリーが入っていることがわかりました。

  1. キキとトンボのラブストーリー
  2. キキの人間的成長

キキとトンボの関係は、仲の良い友達から恋人同士へ、そして夫婦へと、全編に渡り穏やかに進展していきます。

キキが大人になり人として成長していく過程にトンボの存在はなくてはならないもののようです。

 

キキとトンボはどうなるの?

映画の中では「仲の良いお友達」で終わったトンボとは、その後遠距離恋愛に発展していきます。

しかしわたしが原作1巻の二人の出会いのところを読んでびっくりしたのは・・・トンボがキキのほうきを盗んだことです!

その時キキはまだ、実家を出て『コリコ』の街に来たばかりでした。

お母さんがくれた飛びやすいほうきでなんとか「魔女の宅急便」の仕事を始めたところなのに、ちょっと目を離したすきにトンボが持って行ってしまって、キキは見知らぬ人が親切に貸してくれたほうきに乗って、おぼれた子供を助けなくてはいけなくなったのです!!

その溺れた子供というのはキキが海水浴に来て出会った女の人の息子で小さな男の子でした。

映画のクライマックスで、掃除夫のおじいさんからデッキブラシを受け取って飛び上がり、飛行船の先にぶら下がったトンボを助けたあのシーンとシンクロしますよね。

でも原作ではキキが助けたのはトンボではなくて海におぼれた子供でした。

わたしは原作を読み進めながら「人の命にかかわる一大事にキキの大切な飛び道具をかっぱらった、まさかこいつがトンボ・・・?!」とちょっと信じられない気がしました。

しかもキキが意外とあっさりトンボを許してしまったので、わたしにはさらにそこが不服でした。笑

トンボとキキは5巻の終わりで結婚するのですが、そこまでの道のりがピュアでもどかしくて、微笑ましいです。

しかし全くの順調だったわけではなく、たまに横やりが入ったりもして、そこがまたちょっとしたスパイスある展開でしたョ。

 

キキとトンボの恋路の横やり1:「メメ」

原作の個人的なおすすめは、なんといっても3巻です。

3巻『キキともうひとりの魔女』には、4歳も年下なのにキキをありったけ振り回す、小憎らしい謎の少女メメが登場します。

ジジを誘惑して自分の猫にしようとしたり、キキの振りをしてオソノさんのお遣いを横取りしたり・・・しかもどうやったのかキキにはまるで見当がつかないところが薄気味悪く、憎たらしいのです。

強烈な押しの強さでキキの下宿している部屋の一部を借りて住みこんでしまい、トンボの飛行クラブにも入会してたちまちたくさん友達をつくります。

ただでさえ自信が持てないキキが、トンボがメメのことをほめているのを陰で耳にして余計落ち込むところなど、キキの葛藤に感情移入してしまいます。

魔法としか思えないようなことを次々やってみせながら、本人は自分が魔女だとは言わず「魔女じゃなきゃやっちゃだめなわけ?」と言い返してくるので本当に小憎らしいんですね~。

メメは最後に自分の育った家や素性を話してくれるのですが、そこでようやくそれまでの言動とか謎が解けるのでした。

3巻は最後までひやひやする感じで目が離せない巻です。

でも、面白いです。

 

キキとトンボの恋路の横やり2:「サヤオ」

5巻に出てくる「サヤオ」さんは、新人のファッションデザイナーで自信満々の青年でした。

若草色のセーターに白いズボン、セーターと同じ色の靴下に白い靴で大きな目。

外見もオシャレでハンサムで、デザイナーだけにセンスのいい贈り物をする人でした。

初めはその自信満々な態度に頭に来ていたキキも、サヤオのデザインしたドレスの美しさや「人を驚かせたい、心に刺激が欲しい」と夢中で話す様子に心惹かれて、ファッションショーの手伝いを引き受けることにします。

キキと離れて文通しているトンボは、キキの手紙に書かれているサヤオの存在にちょっと嫉妬して、キキにプロポーズすることを考えたり、するのでした。

この時キキは19歳、トンボ20歳で、この巻の終わりに二人は結婚します。

管理人・かにゃ
最後のところでキキがトンボに「ねぇわたしのこと愛してる?どれくらい?ねぇどれくらいか、言って」ってせがむところがあるにゃ。

はっきり言って男性は、そういうこと聞かれるのが一番うざいと思うにゃん。

真面目に、キキの心に届くように答えたトンボは偉いにゃ~と見直したにゃん。

 

キキのスランプは原作では何巻?

映画の中でキキが空を飛べなくなってしまうスランプに陥っていたところがありましたが、あれは原作では5巻になって訪れます。

『魔法のやどり木』現象といって300年も前から魔女たちを困らせてきたそうです。

「イヤケがさした」魔法が勝手に休暇をとる現象で、キキは魔法が気を取り直すまで、高く飛び上がることができず、人の頭の上すぐくらいの低空飛行しかできなくなります。

その時キキはすでに19歳。

映画で描かれていた13歳の頃には、全く飛べなくなってしまうようなスランプは原作にはありません。

というか、『魔女の宅急便』原作は、1巻から6巻まで、キキは絶えず悩んではふっきれ、また悩んでは・・・の繰り返しです。

魔女であることには変わりないのですが、それ以外は全く普通の人間と同じような悩み方なので、とても共感できます。

6巻で双子の母親になっても、キキには母親であることの悩み以外にキキ自身の悩みもあって、親も等身大の人間なんだよね・・・と応援したくなります。

 

まとめ

今回は『魔女の宅急便の原作結末ネタバレ&その後の続きは?』をネタバレつきでご紹介しました。

『魔女の宅急便』は、ジブリ映画にもファンが多いですが原作も大好きという方が大勢います。

原作1巻はキキがなんとかコリコの街で独り立ちできたところで終わる、という映画のラストに近い結末ですが、その後の続きが6巻まであり、キキは13歳から35歳まで年を重ねて成長していきます。

原作でも全編通してキキは悩んでいるのですが、誰でもこうなんじゃないかと思うようなリアルさがあって、すごく共感できる描き方をされていると思います。

小憎らしい謎の少女メメやファッションデザイナーのサヤオなど、トンボとキキの恋物語にスパイスを効かせてくれる面白いキャラクターも出てきて、原作は映画にはなかった魅力がありますョ。

ぜひ一度読んでみてください♪

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