映画『ミッドサマー』が公開中です。
ウォールストリートジャーナルから”常識を破る形容しがたい傑作”と謳われた、アリ・アスター監督のホラー/スリラー映画。
スウェーデンの美しい自然溢れる風景の中で繰り広げられる狂気の物語です。
今回は『ミッドサマー映画公開日いつからいつまで?試写会の感想も公開』をお送りします。
ミッドサマーというタイトルで公開日が2020年2月なんですよね。
一番寒い時だから夏の映画で温まる??
でもホラーだし・・・
すでにこの作品の試写会に行って観てきた人たちの感想もご紹介します。
いつからいつまで上映されるのか、予定と共にチェックして劇場へGO!
もくじ
ミッドサマー映画公開日いつからいつまで?
ミッドサマーのポスターは全て最高に良い、狂気を感じる#midsommar #ミッドサマー pic.twitter.com/Af8BMxiuEw
— 雪那 (@yu__kinaxxx) October 9, 2019
映画『ミッドサマー』概要
劇場公開日:2020年2月21日(金)~ 期限未定
製作国:アメリカ
上映時間:147分
ジャンル:ホラー/スリラー
監督/脚本:アリ・アスター
出演者:フローレンス・ピュー/ジャック・レイナー/ウィル・ポールター/ウィリアム・ジャクソン・ハーパー/ウィルヘルム・ブロングレン/ジュリア・ラグナースソン/アーチー・マデクウェ/エローラ・トルキア
最初この映画のポスターを見かけたのは2019年9月頃、まだ残暑のきつい時でした。
一番メジャーな、花冠の女の子がひまわり畑で涙しているポスターで「きっとこれは感動の人間ドラマなんだ、一大巨編なんだ・・・」と思っていたのです。
まさかスリラー/ホラーだったとは。
スウェーデンのこの美しい景色が、物語にどう作用するのか興味深いですね。
アリ・アスター監督の作風を知るには
『ミッドサマー』を見るかどうか決める前に、若きアリ・アスター監督のデビュー作について知っておくと良いかもしれません。
アリ・アスター監督の前作でありデビュー作でもある『へレディタリー/継承』はむしろ『ミッドサマー』よりもっとずっと、最強に怖いらしいと評判です。
今回の『ミッドサマー』がスウェーデンの美しい牧歌的な風景が象徴的なのに対し、『ヘレディタリー/継承』のキーモチーフはドールハウス。
わたしは個人的にドールハウスやら小人やらのファンタジックなアイテムが大好きなので、それにつられて『ヘレディタリー/継承』を観てしまいました・・・。
ドールハウスの一室が現実の寝室と重なって、そこに登場人物が入ってくるところなど、映画でないと体験できない映像で一気に不思議ワールドに引き込まれます。
全編通して、登場人物たちがドールハウスで操られる人形そのもののように見える室内の不思議な撮り方は、アリアスター監督ならではなのかもしれません。
『ヘレディタリー/継承』と今回の『ミッドサマー』の共通点は、どちらもカルト宗教の話という点でしょう。
『ヘレディタリー/継承』は悪魔崇拝の話でした。
「狂信的な集団の恐ろしい魔力」といったところでしょうか・・・。
『ヘレディタリー/継承』を観てこの作品の面白さやアリ・アスター監督の手法にワクワクしたら、『ミッドサマー』も観ずにいられなくなると思います。
ミッドサマー映画試写会の感想は?
『へレディタリー』監督最新作『ミッドサマー』日本公開決定!新鋭アリ・アスター初来日 #ミッドサマー #Midsommar https://t.co/uKSm5MCkzO
— シネマトゥデイ (@cinematoday) October 8, 2019
では早速、試写会ですでに鑑賞された人たちの感想をいくつかご紹介しますね。
胸糞悪い映画だから胃を空っぽにして観てください。
真剣に見ると精神に異常をきたします。
それくらい怖い・・・し、グロい
自分がホラーを見慣れていないだけかもしれないが・・・
試写会終わって1か月くらいしてから急に映画のシーンがフラッシュバックしてきた。
軽いトラウマ症状だと思います
前作のヘレディタリーを見て今作を見たら、もうだいたいアリアスターの出方はわかった。
でもこれは、ハマる。
この作品自体、前作同様、仕掛けが細かいから1回観たくらいじゃ全部がわからないと思う。
何度か見て、伏線と結果を辿るのが面白い。
風景が美しいのがまた良い。
そんなに怖いって感じではなかった。
ホラーなんだろうけど・・・びっくりはしたけど。
映像は綺麗なんだけど歪んだりへんな動きをするので、爽快さと不快さが同時に来る感じ。
ヘレディタリーは黒魔術、こちらは白魔術。
白昼起こる恐怖というのが新しいと思った。
全然暗くない、むしろ明るすぎるからよく見えちゃって逆に怖いという新感覚スリラーです・・・
どこまでも悪夢が続き、逃げ場がない感は前作ヘレディタリーと同じ。
何度か見て意味がわかってさらに気持ち悪く恐怖を感じるところも一緒。
この美しすぎる夏至祭の村の、非日常感。
場面場面で高度に作り込まれた奇妙な演出が際立ち、見ごたえ十分。
さりげなく挿し込んでくる村人の踊りや仕草など全てが奇妙で非現実的。
どうやって暮らしているのか全くわからず生活感ゼロな村。
明るく美しく、楽園そのものなのにどこかが微妙におかしくて不気味。
得体の知れない恐怖が一体何なのかわからないままにゆるゆると物語が進行し、やがて恐怖と不気味さのほうが増大してくる。
前評判が「地獄地獄」聞いてたから、いざ観てみたら印象変わった。
地獄に一番近い天国だと思う。
観る前はこの問題の村のこと「処分すべき異常なコミュニティ」だと思っていたけど、映画観終わったらそうとも言えないな、と思った。
その村々の慣習とかしきたりとかって結構よそ者には理解しがたいところがあると思う。
でも内部の人間にはそれが一番心地よい・・・だったらそれでいいじゃない、と。
この村の住人もあんなに幸せそうだから。
主人公がまず病んじゃってるんだよね、最初から。
彼氏にはそれが重くて、早く彼女と別れたい。
心の支えを失った彼女を癒してくれたのがスウェーデンの片田舎の村人たち。
映像がとにかく美しすぎて、これをホラー映画とカテゴライズするのはどうかと思うほどの素晴らしい映像体験です。
彼女にとってこの村は癒しの楽園だったんだ・・・ラストの清々しさ&爽やかさがそう伝えてる。
これから鑑賞しようとしている方への警告
単なる感想でなく、2月の公開時に鑑賞しようと思っている方への警告を発している人たちもいます。
どう解釈するかは、あなた次第。
でも、警告しますよ、しましたよ!
アメリカで公開された時、この映画を観たカップルが次々破局するので、映画会社が破局したカップルに無料でカウンセリングを提供したという逸話があるのをご存知だろうか・・・ラブラブすぎるくらい順調なカップルなら観ても問題ないだろうが、うまくいってないカップルは観ちゃだめ。
これで別れちゃっても日本には無料カウンセリングはありません。
最高に可笑しくて笑えるシーンがあったと思いきや、ホロリと泣けるシーンもあったりして、結構感情のローラーコースターなので、疲れると思う。
元気がない時に見たらエネルギー消耗するからやめたほうがいい。
わたしは2月の公開まで観なくていいことにほっとしてます
ホラー映画が意外と精神的に良い効果があると言われているのは、見終わったときに「自分の現実はこれほど悪くない」と実感できるからだというけど、この映画は本当に落ちてる人が見たら病んでしまう映画です。
幽霊とか超常現象とかじゃなく、恐怖なのは宗教とか人間の狂気だから。
『ミッドサマー』の前作『ヘレディタリー/継承』を無料視聴するには?
アリ・アスター監督は今回の『ミッドサマー』がメジャーデビュー2作目となるわけですが、前作『ヘレディタリー/継承』も若干30歳の新人とは思えないほど絶大なる評価・評判を受けています。
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まとめ
🌿 ☘️ 🍀🍃🌱
ᛈ ᛟ
るまじはが祭祝#
ᛟ ᛈ
🌱 🍃🌿 ☘️🌳 #ミッドサマー pic.twitter.com/Mx93dwv1M4— 映画『ミッドサマー』公式 2020年2月21日(金)公開🌻💐☀️ (@midsommarjp) December 6, 2019
いかがでしょうか?
ミッドサマー、鑑賞されますか??
今回は『ミッドサマー映画公開日いつからいつまで?試写会の感想も公開』についてご紹介しました。
試写会に行った方たち、2月の映画公開日になったらまた観たんでしょうね・・・
怖いのにハマる、ホラーなのに笑える不思議な映画、という感想が多かったですね。
わたしは観ました。
ディレクターズカット版を観ようかどうしようか、今考え中です。
今年ベスト級の1本です!
ホラーとしてもスリラーとしても、はたまたコメディとしても楽しめるところがすごい。
コメディ要素は特に日本人向けかな。
起こるハプニングが突拍子もない上に宗教色が強くて胡散臭い感もぷんぷんするので、無宗教な人が多い日本人には特に滑稽に感じると思う。
試写会でも頻繁に笑い声が聞こえたし、わたしも超爆笑。
でもバカバカしくて笑うわけじゃないんです。
何かが起こる前に必ず警告があるので起こるってわかるのですが、こちらが身構えて待ってるのにそれを超えるシュールな展開が待っている。
そこがすごい。