映画『ET』で人差し指がポスターになった由来【金曜ロードショー】

映画『ET』で人差し指がポスターになった由来【金曜ロードショー】
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映画『ET』といえば「人差し指」を思い浮かべる人が多いと思います。

わたしもそう。

指と指を合わせている”あのシーン”が懐かしい!!・・・いや待てよ。

久しぶりに『ET』を見返した時、目を皿のようにして”あのシーン”を探したけど、結局見つからないままエンディングを迎えてしまった・・・!

あなたにもそういう経験があったのでは?

そう、多くの人の頭にこびりついているあの絵は、映画『ET』のポスターの画像なんですよね!

映画公開から30年以上も経った今では、作中に「指と指を合わせるシーン」が無いことを知っている人は多いと思います。

でも、それじゃなぜあの絵がポスターになったのか、その由来を知っている人はどれくらいいるのでしょうか?

今回、10月2日の金曜ロードショーが『ET』だと知り、それが気になったので調べてみました。

 

映画『ET』で人差し指がポスターになった由来

あなたはご存知でしたか?

映画『ET』が1982年のその年、『ブロックバスター』作品として公開されたことを。

ブロックバスターとは

大型高性能爆弾。転じて、映画などの超大作やベストセラーをいう。
引用:コトバンクhttps://kotobank.jp/word/%E3%83%96%E3%83%AD%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%90%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC-376949 

観客に見せてもいないのに大ウケ必至と踏んで公開するなんて、すごいことですよね。

「これは当たる!間違いない!!」という強い確信があったんですね。

スピルバーグ監督は当時すでに一世を風靡していた大物でしたが、その前に公開されていた『未知との遭遇』と比べても、『ET』は格段にレベルが高い感動作だと思います。

だからこそ、プロモーションには観客の期待と想像を膨らませる演出が必要だったんです。

 

スピルバーグ監督が映画『ET』のポスターに込めた思い

『ET』は子供と宇宙人の出会いと友情を描いた作品です。

実は制作段階から、この映画はストーリーの通りに、順番に撮影が進められました。

通常映画もドラマも、撮影が始まる段階で脚本はある程度出来上がっているので、どのシーンをどの順番で撮るかは必ずしもストーリーの通りではなく、前後することが多いといいます。

初日にラストのシーンを撮ることもあるわけです。

しかしこの作品では、スピルバーグ監督は子供たちのリアルな表情を捉えたかったので、あえてストーリーの順番を崩さないように撮影しました。

つまり初めてエリオットがETを目にしたシーンは、実際に主演のヘンリー・トーマスが完成したETと初めて対面した瞬間だったということです。

同様に、兄のマイケルや妹のガーティがETと対面したシーンも、あれが本当に初めてETを見た時の表情で、それ以前のシーンを撮影していた間は、絶対にETが2人の目に触れないようにしていたそうです。

それだけのこだわりを持ってETと子供たちの生き生きとしたやりとりが撮れたので、今度は観客にも同じ感動を味わってほしいというのがスピルバーグ監督の願いだったようです。

作品を観るまでETの姿を公開したくなかったのです。

 

ポスターの人差し指はどこから?

作品を観た人なら、ポスターと同じように人差し指同士を合わせるシーンがなかったことはご存知だと思いますが、「これかな?」と思うシーンがあったことにも気づいている方が多いと思います。

人差し指に切り傷をつくってしまったエリオットに、ETが自分の人差し指をかざしてほんの一瞬触れると、とたんにエリオットの指の切り傷はあとかたもなくきれいに治ってしまうのです。

ポスターはおそらくあのシーンを元にデザインされたのではないかと思います。

病気や傷の治癒能力があるETの人差し指と、ETと心を通わせた少年エリオットの人差し指。

それが触れ合うポーズをポスターの画像に使うことで、二人の心の絆とか友情を示唆する物語の伏線としたのだと・・・あなたはどう思われますか?

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映画のETモデルは何?わざとグロいキャラクターに作った理由を解説

 

まとめ


映画『ET』の人差し指のポスターはあまりにも有名で、知らない人はいないと思うけど、どうしてああいうデザインになったのか、由来を知る人は少なかったのではないかと思います。

わたしも今回調べてみて、スピルバーグ監督が映画館に来て作品を観るまで、ETがどんな姿なのか見せたくないと考えたという話を知ってから、そういえばと思い当たることがありました。

わたしはグロ系は嫌いなので、『ET』を実際に観るまではこの指だけ見て「気持ち悪かったらどうしよう」と思い若干敬遠していたのです。

それが、周りで話題が大きくなりみんなが「観たほうがいいよ!面白いよ!」と言うので観てみることにしたのでした。

そして初めて作品を観た時には、エリオットがETを見て目を丸くして怯えている顔にまず自分もびっくりして、それからETの姿をよくよく見て「これが宇宙人なんだ!」とフィクションなのにかなり感動したのでした。

今や30年以上も前の映画となったので、ETはDVDやブルーレイのジャケットにも普通に出ているしETグッズも大量に世に出回っていますが、かつて誰もこの姿を見ることができなかった時代があったと思うと、なんだか感慨深い感じさえするんです。

10月2日の金曜ロードショーが今から楽しみです♪