映画『魔女がいっぱい』の原作はロアルド・ダールさんが書いた児童文学です。
この本の挿絵を描いたのはクェンティンブレイクさんですが、この絵が素晴らしく、映画を機に改めてその魅力を確かめたい人が増えているようです。
彼の可愛いイラストは、今や世界中で親しまれていますが、クエンティンブレイクさんとはどんな方なのでしょうか?
今回、この記事ではクエンティンブレイクさんのイラストや世界観がわかる、プロフィールや手掛けたお仕事、受賞歴の数々をまとめました。
プレゼントやお持たせ、クリスマスプレゼントなどにもふさわしい、クエンティンブレイクさんのイラスト入りグッズもご紹介しています。
お友達やガールフレンドへの贈り物の参考にされてみてはいかがでしょう♪
もくじ
魔女がいっぱい挿絵のクェンティンブレイクはどんな人?イラスト作成風景がわかる動画も
『シンプキン』
クエンティン・ブレイクさく
まえざわあきえ やく
朔北社「ときどきいじわるで、ときどきやさしい。」「いい子にしている時もあれば、へんになる時もある」。
自然体なシンプキンに、ある子はいつもの自分を重ね楽しく、またある子は内なる自分の姿を見つめるのかもしれません。 pic.twitter.com/FhZoKaYLft— One@絵本📚 (@OneOnebook) August 23, 2020
生年月日:1932年12月16日(86歳)
出身地:イギリス、ケント州シドカップ
学歴:ケンブリッジ大学卒業 / チェルシー・カレッジ・オブ・アート・アンド・デザイン
職業:児童文学作家、イラストレーター
主な受賞歴:ケイト・グリーナウェイ賞(1980年)、国際アンデルセン賞(2002年)
『魔女がいっぱい』で物語を書いたロアルド・ダールさんはすでに他界されましたが、イラストを手掛けたクエンティンブレイクさんは、今も健在です。
クエンティンブレイクさんは、物心ついた頃にはすでに絵を描いていたんだとか。
これまでに出版された本や絵本は300冊以上、初めて作品を起用されたのはなんと16歳の時だったそうです。
風刺漫画を扱ったイギリスの週刊誌『Punch』に掲載されたのです。
『Punch』はイギリスのオリジナル版から『チャイナ・パンチ』や『ジャパン・パンチ』、アメリカでは『パンチ・ネロ』などに派生し、日本では風刺画を指す『ポンチ絵』の語源にもなった雑誌です。
クエンティン・ブレイクさんはそこから、Punch誌やSpectator誌やその他の雑誌にイラストを描くようになり、同時に児童文学の世界にも入って行ったそうです。
きっかけとなった児童文学作品は1960年、ジョン・ヨーマン氏の『A Drink of Water』の挿絵の仕事で、7種類の動物たちが出てくる短編集でした。
それ以来、数多くの児童文学作家と共同で作品を発表してきましたが、クエンティン・ブレイクさんはご自身でも物語を書くので、単独でも作品を発表できます。
『マグノリアおじさん』ほか有名な作品がたくさんありますよね。
フランス人じゃないのにフランスの名誉勲章も?すごすぎる受賞歴
クエンティン・ブレイクさんは、絵本やイラストレーションに特化した国際的な賞を4つも受賞しています。
- 1980年 『ケイト・グリーナウェイ賞』
1年間にイギリスで出版された絵本のうち、最も優れた絵本の画家に贈られる - 1996年 『ボローニャ・ラガッツィ賞』
毎春開催されるボローニャ・ラガッツィ展で最も優れた出展者に贈られる - 1999年 『児童文学賞』
児童文学の分野で卓越した業績を上げた児童文学作家やイラストレーターに贈られる - 2002年 『国際アンデルセン賞』
児童文学作家の最高峰といわれる賞
これだけでも素晴らしい限りですが、クエンティン・ブレイクさんの仕事は紙の上に留まらず、もっと大きな舞台でのお仕事も手掛けるようになります。
【紙面を超えたクエンティン・ブレイクさんのお仕事例】
- イギリスやフランスでの展覧会の学芸員
- 国内外での病院やヘルスケア施設へのイラスト寄稿
- フランス・アンジェの産科病院建設に伴うイラスト寄稿
どんなお仕事かわかる動画を見つけましたので、ぜひご覧ください↓
建物の壁や内装、建設現場の保護幕へ・・・と、クエンティン・ブレイクさんの作品はどんどん拡大して行き、作品が直接、病院やヘルスケア施設など公共の場に癒しの空間をつくるようになったんですね。
これらの功績が認められて、フランス政府が運用する名誉勲章を叙勲するに至りました。
- 2004年 芸術文化勲章のシェヴァリエ(騎士)‘Chevalier des Arts et des Lettres’
- 2007年 芸術文化勲章のオフィシエ(将校)に昇格 ‘Officier des Arts et des Lettres’
さらに、”外国人では滅多に叙勲できない”といわれる、下記の勲章まで。
- レジオンドヌール勲章
この勲章は1802年5月に、かのナポレオンが制定した、フランス最高の名誉勲章です。
レジオンドヌール勲章の裏話
伝統もあり、世界的にも大変名誉な勲章ですが、フランス革命時の”市民平等”精神に反するとして、制定に反対した人も多くいた勲章でもあり、当時の議会が半ば強引に可決させた制度なんだそうです。
また「フランス政府の意向でどんな分野のどんな人にでも授与することができる」という性質の勲章でもあるため、歴史上、受賞を断る人たちも数多くいます。
「バッキャロ、てめーらの勲章なんかどうだっていいんだよ、早くオレの金を寄越せ!」
とブチ切れたそうだにゃ。
まぁ、「ギャラの代わりに」と言われたらそうなりますよね。笑
人の足元見て恩着せがましく言わないで、ちゃんとギャラも払って勲章もあげたらよかったのに。
そんな人騒がせな勲章ですが、世界的に名誉ある勲章であることには変わりありません。
クエンティン・ブレイクさんは四の五の言わず、叙勲されたということで。
さすが、世界に夢と癒しをお届けするスペシャリスト!ほっとしますね。笑
もうすぐ87歳になられますが、最近では子供たちへのワークショップなども開催されているそうで、ますますお元気で大活躍してほしいです。
最後にクエンティン・ブレイクさんの公式HPのリンクを貼っておきますので、素敵なお仕事をもっと見たい方は、覗いてみてください。
クェンティン・ブレイクのかわいいグッズはクリスマスプレゼントにも最適!通販サイトはどこ?
晩ご飯。#キッシュヨロイヅカ #BensCookies #TOOTHTOOTH #杉活 #わたしはベークラ
そんなことより、このイラストどっかで見たことあると思ってたらクエンティン・ブレイクやった!ダールの本には必須の作家さん!#ロアルドダール #クエンティンブレイク pic.twitter.com/NuqY5X67aT— 真梨子 (@mary9ur) January 29, 2017
さて、世界中にファンを持つクエンティン・ブレイクさんのイラスト、素敵ですよね。
絵本だけでなくグッズになるとまた可愛い!
今年のクリスマスは、甥っ子、姪っ子ちゃんにはクエンティン・ブレイクさんのイラストが入ったグッズや絵本をプレゼントしてみてはいかがでしょうか!?
おすすめグッズ1:しかけ絵本
王道で行くなら、まずはこの本ですね。
映画『チャーリーとチョコレート工場』の原作ともなっている絵本、『チョコレート工場のひみつ』です。
大判の、しかも”しかけ絵本”なので立体的で楽しいですョ。
大人に贈っても喜ばれると思います。
アマゾンで購入できますョ。
リンク貼っときます↓
おすすめグッズ2:マグカップ
そして他にも、クエンティン・ブレイクさんのイラストアートはこんなグッズになっているんです!
スタッキング・マグのセット↓
アマゾンで購入できますが、残念ながら日本のストアでは扱いがないようで、海外からの輸入となります。
amazonで1クリックというのは便利なんですけど、海外からだと送料が張るんですよね。
送料1,599円かぁ・・・
でも、4つのマグカップセットにしてはお手頃価格かも。
4つ重ねると1枚の絵になるところも楽しいですよね♪
ホルダーつきですし。
一番上のカップはウィリー・ウォンカの顔。 | 2番目のカップは脚。 | 3番目に少年の脚。 | 4番目のカップに少年の顔。 |
こちらの桃の木バージョンもかわいいですね。
こちらも、送料は1,599円。
でも「4つも要らない」もしくは「彼女へのプレゼントに」という方には、こちらが超おすすめ!
このマグカップは、個人的にすっごくかわいいと思ってます♡
こんな商品です。
人気のキャラクターとダールからのメッセージが書かれています。 | 箱もかわいい。 | イラストはもちろん、クエンティン・ブレイク氏。 | おやつの時間も楽しくなりそう♪ |
彼女が元々「ロアルド・ダールのイラストが好き」だったりしたらなおさら!
間違いなく喜ぶと思います。
他にもクエンティン・ブレイクさんのイラスト入りのマグカップはありました。
とか・・・、マチルダバージョンなんかも。↓
探すときのポイントは「クエンティン・ブレイク」ではなく「ロアルドダール」で検索することです!
クエンティン・ブレイクさんとロアルド・ダールさんは一緒に絵本を制作することが多かったようですが、日本では特にロアルド・ダールさんのお名前のほうが表に出ることが多く、クエンティン・ブレイクさんのお名前で検索しても上記のマグカップなどは出てきません。
海外から輸入できるオークションサイト『セカイモン』などを見るとクエンティン・ブレイク(Quentin Blake)で検索しても商品が出てきます。
メモパッドとか、カーテンなんかもありましたよ。
やはり送料は高いですが・・・ご興味ある方は見てみてください♪
”お持たせ”におすすめはBen’s Cookies!クエンティン・ブレイクのイラスト入りパッケージ♡
この章の一番上に貼ったツイッターで、クエンティン・ブレイクさんの絵が入ったパッケージのクッキーを食べている方の投稿がありましたね。
調べたら、ロンドンに本店を持つ本場イギリスのクッキーでした・・・!
コヴェント・ガーデンには思い出が。・・・
そんなことよりこのクッキー!
”クリスマスプレゼント”じゃ軽すぎるけど、”お持たせ”なら最高じゃないでしょうか。
ロンドンの本格的なチョコレートチャンク・クッキー、絶対美味しいですよ!
先ほどのマグカップとセットで贈ったら、女性にも大ウケ間違いなしです。
ほら、こんなクリスマス限定デザインの缶入りもあります!↓
Ben’s Cookiesは百貨店などにも入っているそうですが、お取り寄せもできるのでリンクを貼っておきますね。
amazonや楽天では見つかりませんでした・・・日本語で打っても英語で打っても検索にヒットしないので取り扱いがないのでしょう。
https://www.wikipedia.org/
https://www.quentinblake.com/
https://www.youtube.com/
https://www.amazon.co.jp/
https://www.rakuten.co.jp/
https://www.sekaimon.com/
まとめ
#悲しい本
文 #マイケル・ローゼン
絵 #クエンティン・ブレイク
訳 #谷川俊太郎#あかね書房最愛の息子を亡くした男を描いた作品。
愛する者との記憶が輝いているほど心を引き裂きもするし、癒やしもする。
蝋燭を見つめる男の顔に、心が揺さぶられました。こんなに肉迫してくる絵本は初めてです。 pic.twitter.com/5hjCT0K1UR
— 絵本を読むサラリーマン@読書垢 (@yurakuchosubway) October 14, 2020
今回は映画『魔女がいっぱい』の原作本に挿絵を描いているクェンティン・ブレイクさんと、彼のイラストを模した可愛いグッズ通販サイトについてご紹介しました。
クエンティン・ブレイクさんのイラストは、子供たちだけでなく女性にも人気なので、クリスマスプレゼントに検討するのはおすすめですョ。
映画『魔女がいっぱい』を観に行って、帰り道にクエンティン・ブレイクグッズを手渡される・・・そんな素敵なクリスマスデートがしてみたいです♪
クエンティン・ブレイクさんのお仕事や受賞歴についてもご紹介しました。
86歳ながら精力的に活動を続けている方なので、この先もいくつもの新作が見られることを期待しています。