新感覚心理ホラーとして早くも絶賛されている映画『ミッドサマー』が公開中です。
アリ・アスター監督の前作であり、デビュー作でもある『ヘレディタリー/継承』と比較して、あれより怖い、怖くない、といろいろな感想がありますが、実際のところどうなのでしょうか?
この映画をホラーとしてとらえていない人もおり、むしろ「面白い!何度でも観たくなる」と言う人もいます。
今回は『ミッドサマー映画は面白い?面白くない?評価評判まとめ』というタイトルで、すでに鑑賞した人からの評価評判をまとめていきたいと思います。
果たして「面白くない」という人もいるのでしょうか?
面白くないと思った人はどんな感想を持っているのでしょうか?
もくじ
ミッドサマー映画は面白い?面白くない?評価評判まとめ
『#ミッドサマー』の前売り特典ってブラインドだったのね!
全然知らなくて「なんで白い紙に挟まれてるんだろうR15映画だから?」とかばかなこと考えてたよ。
でも好きなほうの絵柄のクリアファイルだったのでうれしい。首つられてるのでムビチケで足場つくってあげた。 pic.twitter.com/78B5xx1MKW
— fujijun (@fujijunrox) December 15, 2019
アリ・アスター監督が構想から脚本までオリジナルで制作したこの映画は、2019年7月3日に全米公開された後、初週の興行収入650万ドル以上を売り上げ、週末興行収入ランキングに初ランクイン、6位となりました。
予想されていたとはいえ、これは初動からかなりの好評価でした。
映画評論家からの支持も熱く、この映画への評論家支持率はなんと89%。
「野心的かつ緻密に作り込まれたストーリーと映像で観客の心を大きく揺さぶる作品」と称賛されています。
ただしこのホラー映画は万人におすすめできるものではないようです。
『ミッドサマー』を恋人と鑑賞したところ別れてしまったカップルが多発し、映画会社が無料でカウンセリングを提供するまでに発展してしまったとか。
また、映倫からR-17指定を受けており日本公開版では一部にぼかし修正を入れるとのことで、未成年には刺激の強すぎる映画でもあるようです。
試写会の際には無修正だったとのこと。
今回ご紹介する評価・評判は、この無修正版を鑑賞した方たちの声となります。
面白かったという人からの評価評判
いや、まいった・・・好きすぎる、この世界観!
普通、ホラー映画といえば暗闇に迫る恐怖、とか「見えなくて怖い」というものが多いのに、この映画は真逆で常に明るい。
見えない恐怖ではなく、見えちゃうから怖い。
人の恐怖も本性も、全て白日の下にさらし、浄化しようとする世界にはもはや逃げ場はない。
そして舞台はどこまでも美しく花が咲き乱れる楽園。
美しすぎてグロいシーンもそこまで怖くない。
ただ怖いだけじゃなく、馬鹿馬鹿しいお笑いやお色気もあったりして、気持ちの持って行きように困るくらい、あちこちに感情を揺さぶられます。
夏至祭という伝統ある重厚なモチーフを使って、やりたい放題の暴れよう・・・アリ・アスター監督、さすがです。
観終わってからの余韻が消えない。
ずっとミッドサマーのことが頭から離れません。
この映画に癒されたと感じるわたしは狂っているのでしょうか・・・あと3回は観たい。
面白くなかったという人の評価評判
ちょっと期待しすぎちゃったかな~?
人の心情とかの表現は良かったのかな。
ヘレディタリーがすごく怖かったから、同じようなスリルを期待していただけに、そこまでじゃなかった、という感じ。
画面が始終明るいのも、ホラー映画にしてはゆるいな、と感じるところだと思う。
緊張感が足りない、というか・・・怖くないもの。
音楽も若干、チープな感じがしなくもない。
そこまで深淵な話じゃないと思うなぁ。
深い!と言ってる人は元々の期待値がかなり浅かった人なんじゃないだろうか。
何が起きるかは事前に知らされているので、ヘレディタリーの時のように予測不能なハラハラ感はあまりなかった。
ただ起きていることは狂気の沙汰なので「まさか、本当にここまでやるとは思わなかった」的な驚きはあった。
ヘレディタリーのような「映画らしい怖さ」というものを期待していたから、少々がっかりした。
起きてる事件とか、確かに狂ってて異常なんだけど・・・繰り返し見せられる異様な光景にだんだんハマってしまい逆に気持ち悪くなってしまった。
笑いを狙っているシーンもいくつもあったけど、どうも笑えなかった。
自分も幻覚剤でバッドトリップしてるみたいに、変に入り込んでしまって気持ち悪かった。
ネタもある意味ありがちというか、結局そう来るか、という感じでした。
全体としておすすめではあります。
ただ自分の期待に沿うような映画じゃなかった・・・「綺麗なB級映画」みたいだと思ってしまった。
いろんな感想がありますね。
この映画は「悪霊が出てくる!」とか「何かが乗り移って・・・」というホラーではないので、そういうワクワク感やスリルを期待している人には拍子抜けするのかも。
前作の『ヘレディタリー/継承』とは明らかに違う種類のスリラー映画だと言えるのかもしれませんね。
ツイッターの声
ツイッターでも『ミッドサマー』について多くの感想が上がっています。
どうしましょう、#ミッドサマー 、恐る恐るではありますが、
観てしまったのですが、
なんか、すごく好みで、何度も観れそうで、自分が心配です。。
すごく好きな作品です。。
何度か笑いもしました。。
これは、正しい見方なのか、、、、
お酒のせいか、、、— 靴紐の茉莉花 @BIGFISH店長 (@kutsuhimo_dora) December 8, 2019
『ミッドサマー』。前作より増して恐怖より、もはや美しさが際立つ。自然発生的に生まれた慣習や文化は、世界と人間の関係性や秩序そのものだ。理に叶う(ような)ものは美しく正しい。前作同様に2つの在り方のギャップがミソ。我々が狂っているのかも知れない。#ミッドサマー#フェスティバルスリラー
— ヴィヴィアン佐藤 (@viviennesato) December 13, 2019
ミッドサマー見たよ!不気味な儀式とか何を考えてるのか分からない人間の描写が大好きなので、私にとってアリアスターの映画はなくてはならないものなのかも。陰鬱な人間関係にきっと不安になります。だけど大丈夫、みんな幸せになれるさ🌻💐🐻🌷🧠🌼 #ミッドサマー pic.twitter.com/4FMbZC8VW0
— すだこ (@sdk_75) November 4, 2019
『#ミッドサマー 』感想書いたよ。ネタバレ前には注意書きをしています。公開は2020年2月です。めちゃくちゃ笑っちゃった。『へレディタリー』が恐怖であれば『ミッドサマー』は笑い! アリ・アスターは天才!/爆笑必至! 田舎へ行ったら……怖かった!? https://t.co/zjMIFaHL5n pic.twitter.com/uwUhvvwQC1
— ナイトウミノワ (@minowa_) November 3, 2019
ちなみに『ミッドサマー』はカップルで見ると別れる、とのうわさが・・・。
デートで行こうとしていた、というあなたは、どういうことなのか知っておいた方がいいかも。
>>ミッドサマーは「カップルで見ると別れる」映画?真相を知る
まとめ
来年は凶悪なホラー映画目白押し!!
「ヘレディタリー」監督のフェスティバルスリラー #ミッドサマー
実在の最恐心霊スポット #犬鳴村
怖すぎて図書館から置くことを禁止された児童書 #スケアリーストーリーズ pic.twitter.com/2voRW0m8eQ— ふっくーん (@FukuShellieMay) December 15, 2019
今回は『ミッドサマー映画は面白い?面白くない?評価評判まとめ』をお送りしました。
映画評論家からは高い評価を受け絶賛されているミッドサマーですが、一通り感想をみると人によって好き嫌いが分かれる映画なのかもしれない、とも思います。
面白いという人は何度でも見たい、と言うし、面白くないという人は前作ヘレディタリーに近い映画を期待して見た人のようです。
新感覚スリラーともいわれる作品なので、ぜひ固定観念抜きにして観てみたいですね。
感情のジェットコースターで疲れる人も多いようなので、元気な時に観に行きましょう♪
面白かった!
この映画は不気味さがじわじわと迫ってくるタイプのホラー映画で、従来のもののように暗闇に潜む悪霊とか、突然何かが襲ってくる、とかいった怖さはない。
ただ、祭りの内容も村人の風習も全てが異様で不気味、というもの。
映像は美しいが、そこかしこに不自然な、尋常でないものが映り込んでいて、全体的に奇妙に気持ち悪く物語が進む。
後になって「あ~、あの絵はそういう意味だったのか!」とか「そういえばあいつは最初から挙動不審だった」などそれぞれの伏線が回収されていくので、構成がいかに凝ったものなのかがよくわかる。
計算され尽くした演出で芸が細かいので、1回観たくらいでは消化しきれない。
DVDが出たら絶対買います。