ただ君だけ韓国の結末あらすじを紹介!号泣のストーリーはハッピーエンドじゃない?

ただ君だけ韓国のネタバレあらすじを紹介!
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韓国の純愛映画は、男性が女性をひたむきに愛する姿がほんとに素敵ですよね。

だいぶ昔に「猟奇的な彼女」、「わたしの頭の中の消しゴム」と何本か韓国の純愛映画を観て「女の子なら誰だって、こんな風に愛されたいよねぇ・・・」とうっとりしたものでした。

今回はそんな、女性なら誰もが夢見るような、韓国のひたむきな純愛映画について、あらすじをご紹介します!

『ただ君だけ』。

夢を見失ったボクサーが視覚に障害のある女性をひたむきに愛し、守る号泣必至のストーリーです。

『ただ君だけ韓国の結末あらすじを紹介!号泣のストーリーはハッピーエンドじゃない?』のタイトルで結末までネタバレつきでご紹介します。

ハッピーエンドじゃないなら観ない!という方、結末までストーリーを確かめてから本編を観たいという方。

どんな映画なのか、是非最後まで読んでから決めてくださいね♪

 

もくじ

ただ君だけ韓国の結末あらすじを紹介!号泣のストーリーはハッピーエンドじゃない?

作品概要

タイトル:ただ君だけ(邦題)/오직 그대만(原題)/Always (英題)

原題の読み方오직 그대만「オジッ クデマン」(和訳:ただきみだけ)

製作年:2011年

上映時間:105分

【キャスト】
チョルミン:演 ソ・ジソプ
夢を失った元キックボクサー。過去に事件を起こし、服役したことがある。

ジョンファ:演 ハン・ヒョジュ
視覚を失いつつも明るく生きる女性。

チェ館長:演 カン・シニル
チョルミンが通っていたボクシングジムの館長。

パンコーチ:演 パク・チョルミン
チョルミンが兄貴と慕う面倒見のよいキックボクシングコーチ。

シスター:演 キム・ミギョン
孤児だったチョルミンを修道院で引き取り育ててくれた人。洗礼名の名付け親。

チーム長:演 キム・ジョンハク
ジョンファの勤務先のコールセンターのチーム長。ジョンファに執着している。

ミン・テシク:演 ユン・ジョンファ
元ボクサーで格闘家。過去にチョルミンと闘い、負けたことがある。

火傷の男:演 オ・グァンノク
過去にチョルミンから借金を取り立てられたのを苦に自殺を図ったことがある。

チェ社長:演 チョ・ソンハ(友情出演)
格闘技の試合を賭博に利用する裏社会の人物。

 

ただ君だけ韓国映画のあらすじ:起

出会い

雨の夜。とある駐車場の料金所に走ってやって来たのは、元キックボクサーのチョルミンだった。

この日は料金所での仕事、初出勤だ。

前任のおじいさんから引き継ぎ、料金所の狭いブースでテレビを見ていると、ひとりの女性がやってきていきなり羊羹とみかんを差し出してきた。

戸惑いながらも黙って受け取るチョルミン。

女性は差し入れの品物についてあれこれ喋りながら、続けてタッパー入りののり巻きを手渡そうとする。

思わず「誰ですか?」とチョルミンが問いかけると、女性は驚いたように「誰ですか?」と返してくるのだった。

この女性は、ジョンファ。目が見えないのだ。

チョルミンは新任で、前のおじいさんは退職したと告げると、彼女はようやく事情が呑み込めたようだった。

ジョンファとおじいさんは一緒にそこでテレビドラマを観たりおやつを食べたりしていたのだという。

「(知らずに来て)失礼しました」と挨拶をして料金所を離れたジョンファだったが、外は雨が降っている。

チョルミンは追いかけてきて「ドラマを観て行ってください。雨も降ってるし」と誘った。

いつも観ていたドラマにチャンネルを合わせると、目の見えない彼女は音だけ聞いて楽しそうにしている。

ドラマが終わると「見た目は悪いけど、美味しいんですよ」と言って、ジョンファはのり巻きのタッパーをチョンミルに手渡した。

「あの夜来香に週1回、水をあげること。殺さないでくださいね。」

そう言ってジョンファは去って行った。

振り返るとそこには確かに植物の鉢が置いてあった。

 

自己紹介

ジョンファはコールセンターのオペレーター勤務をしている。

この日も夕方勤務で出勤していた。

同僚と八つ当たりしてきたお客さんのことを話していると、後ろからグループ長が話しかけてきた。

二言三言、言葉をかけてきただけだったが、その間ジョンファの肩に両手を乗せてきてずっと離さない。

気持ち悪い男で、ジョンファは若干身震いした。

いっぽう、チョルミンはかつて通っていたキックボクシングジムにやって来ていた。

目をかけて育ててくれたジムの館長を裏切るように、数年前にふいに姿を見せなくなってしまったことを謝りに来たのだった。

スタジオにはかつてのライバル、テシクがおりチョルミンの姿を見るや、1戦したいと申し出る。

チョルミンが断ると、館長は「ボクサー以外は立ち入り禁止だ」と言い渡し、チョルミンは頭を下げて去って行った。

夜、チョンミルが料金所で勤務についているとジョンファがやって来た。

今日もふたりでドラマを観る。

 

ジョンファは匂いに敏感だ。

狭い料金所のブースは匂いが籠りやすい。

ジョンファは窓を開けてくれ、と頼む。

チョルミンは自分の足の匂いのせいだとわかり、外のホースで水を出し足を洗ってみた。

ドラマが終わり、ジョンファが帰る時間になると、チョルミンは「ちょっと」と彼女を呼び止めた。

先日のり巻きを受け取ったタッパーを手渡す。

タッパーの重みに気づいたジョンファに、チョルミンはお返しに桃が4つ入っていることを説明した。

ジョンファ:洗いましたか?

チョルミン:(自分の足を見下ろして)はい

ジョンファ:優しく?

チョルミン:?

ジョンファ:桃はかよわいから触りすぎると傷がついて味も落ちるんです

桃のタッパーを手提げにしまったジョンファは、チョルミンに自己紹介をした。

ジョンファ:わたしは「ちょっと」ではなく、ハ・ジョンファです。

握手を交わすとジョンファは歩き出した。

 

足をくじく

次の週もジョンファは来た。

チョルミンは目を閉じてジョンファが歩いてくるときの杖の音を聴く。

ジョンファは椅子にかけるとすぐにこう言った。

「靴を買いましたね?新しい靴の匂いがします」。

チョルミンは新しい靴を履いていた。

 

ドラマが終わるとジョンファは帰っていく。

歩き出したジョンファの後ろから車が走ってきてクラクションを鳴らした。

驚いたジョンファは近くのビール瓶のケースを倒し、転んでしまう。

杖を探そうとするジョンファにチョルミンが駆け寄り、ガラスの欠片に触る前に手をつかんだ。

ジョンファは足をくじいたようだ。

チョルミンは料金所を近くの店員に頼んでジョンファを病院に連れて行った。

帰りの電車でジョンファはチョルミンに名前を聞く。

チョルミンは「ジャン・マルセリーノ」だと名乗る。

これはチョルミンの洗礼名なのだ。

韓国人なのにジャン・マルセリーノ?と楽しそうなジョンファ。

 

ふたりは駅からジョンファの家までの道を一緒に歩いていた。

途中で足が痛くなり、チョルミンがジョンファを背負って歩くことにした。

ジョンファの家の近くは階段が多く、アパートの玄関も長い階段の上にある。

辿りつくとチョルミンは息が上がりへとへとになったが、ジョンファはもうひとつお願いがある、と言った。

アパートのベランダの排水溝に何かが詰まって水が溜まってしまっていたのをチョルミンに見て欲しかったのだ。

ジョンファは自分を背負ってくれたお礼にと、チョルミンをコンサートに誘った。

 

初めてのデート

オシャレして出かけたデートの当日、楽しく過ごしていたが、コンサートの後の食事でジョンファがチョルミンの仕事や過去のことを尋ねると、チョルミンは言葉を濁し、気まずい雰囲気になってしまった。

アパートの前で別れるとき、ジョンファは自分がチョルミンを振り回したのではないかと謝るが、チョルミンは彼女のせいではないと説明する。

チョルミン:僕は30歳。ボクシングをしていた。若い頃はかなりのワルでした。かなりのワル。今は違う。不器用で上手く言えなかっただけです。

ジョンファはドン引きしたようだった。

 

ただ君だけ韓国映画のあらすじ:承

チョルミンの過去

それからしばらく、ジョンファは料金所には来なくなった。

ある時、ジムのパンコーチが館長を居酒屋に呼んでくれ、3人で集まった。

館長にここ数年何をしていたのかと聞かれ、チョルミンは刑務所に服役していた過去を告白する。

ボクシングをやめて借金の取り立て屋になり、人を殴って逮捕されたのだった。

被害者はその時、借金を苦にして焼身自殺を図り、大けがを負った。

火傷の男はチョルミンが出所した後も全快せず、今も修道院で看病を受けている。

チョルミンはある日、この修道院に火傷の男を見舞いに行った。

実はこの修道院は、孤児だったチョルミンを引き取り育ててくれた場所だった。

名付け親のシスターはこの日、修道院の障がい者が作ったというカチューシャをチョルミンに手渡し、ガールフレンドにあげなさい、と言った。

 

チーム長の待ち伏せ

いっぽう、ジョンファはそれまで通り、毎日コールセンターの仕事をしていた。

昼間は気持ち悪いグループ長に言い寄られたりしながらうまくかわしていたが、ある日仕事から帰宅するとアパートの前にチーム長が待ち伏せをしていた。

強引に部屋に入られ、襲われそうになったところにチョルミンが来てチーム長を追い出した。

「上司を殴って、クビになったら責任とってくれるんですか?」と聞くジョンファにチョルミンは「僕が責任を取ります。僕が助けます」と言う。

余計なことをするな、とジョンファに言われ、チョルミンはダイニングテーブルに修道院でもらったカチューシャを置いて出た。

 

ディンガと小石

次の日、ジョンファは料金所に来て、チョルミンに会社を退職したことを告げた。

責任を取るとまで言ったのなら、週末気晴らしにどこかへ連れて行ってください、と頼むジョンファ。

チョルミンは「はい、そうします」と答えた。

約束の週末、チョルミンはジョンファにゴールデン・レトリバーの仔犬をプレゼントする。

ひとりでいるより犬と一緒にいれば番犬にもなるし、大人になったら盲導犬にと考えたのだった。

名前は「ディンガ」と命名した。

チョルミンはジョンファとディンガを連れて行った河原で、自分の生い立ちについて話した。

ジョンファは石をひとつ拾ってきてくれるように頼むと、自分が拾った石とチョルミンが拾った石を交換し、「わたしはこれをおじさんと思って持っています。おじさんも、この石をわたしと思って」と言い、石を乗せたチョルミンの手に自分の手を重ね、ふたりはぎゅっと手を握り合うのだった。

 

ただ君だけ韓国映画のあらすじ:転

部屋の改装

ジョンファのためにも、チョルミンはキックボクシングに復帰してお金を稼ぎたいと思った。

ジムに行き、ようやく館長にも受け入れてもらい、トレーニングを再開する。

チョルミンはジョンファの暮らすアパートの部屋を補修し、目の見えないジョンファのために段差を取ったりテーブルの角を丸く削ったり、家具の配置を変えたりする。

壁や扉を塗り替え、光が入るよう窓を新しくつけ変えたりして、部屋は見違えるようにきれいにオシャレになった。

チョルミンの誠実な愛を感じ、自身も彼に強く惹かれていることを感じるジョンファ。

ふたりは一緒に暮らすことになった。

 

それからのチョルミンは絶好調だった。

キックボクシングも連戦連勝、家ではジョンファが待っている。

ふたりの時間はかけがえのないものになっていた。

 

ジョンファ視覚障害の理由

5月5日、ジョンファはチョルミンを誘い、両親の墓前に挨拶に行った。

そこでジョンファは失明した時の事故について初めてチョルミンに話をする。

その日、両親を車の後ろに運転していたジョンファは、建物の上の方の階から火だるまになって落ちる人を見た。

それはチョルミンが借金を取り立てに行って自殺を図った火傷の男だった。

他の車もその光景を見てハンドル操作を誤り、数台が衝突する事故になったのだった。

ジョンファの車は横転し、その事故で両親は死亡し、ジョンファは視力のほとんどを失った。

自分の過去とジョンファをつなぐ思わぬ因果関係に驚愕するチョンミル。

 

角膜の手術

ある日、チョルミンはジョンファの主治医から、彼女の角膜の症状が悪化しており、移植しないと失明すると説明を受けた。

ドナーを待っていても間に合わないので、チョルミンはアメリカから角膜を買うことを決め、ジョンファに手術を受けるよう説得する。

治療費に充てる金を借りようとチョルミンが向かった先は、かつてのライバル、テシクだった。

テシクは今や格闘技に転向し、給料の高いジムに移籍していた。

急ぎ必要な金だというチョルミンに、テシクは仕事をひとつ紹介する。

それは、タイで行われる賭博試合に出場することだった。

前金の3000万ウォンで手術代を支払い、ジョンファを病院に残して、チョルミンはタイに赴いた。

 

闇社会の仕事

今回の試合は非合法で、タイ政府にバレれば大変なことになる。

主催するチェ社長は、チョルミンに自分の身は自分で守り主催者の存在には口を割らないよう念を押した。

トラブルになればジョンファの身にも危険が及ぶ。

チョルミンは、自分の身分証もジョンファとの関わりの証拠になるものも全て焼却し、名前をキム・ハクソンと名乗りタイに赴いた。

チョルミンが対戦した相手は、試合上で何人も死亡者が出たほどの強者だったが、接戦の末チョルミンが勝利した。

観客から集めた賭金を運ぶ手伝いをしてくれたら2000万ウォンを上乗せすると言われ引き受けたチョルミンは、約束の場所に着いたが、後ろから車に撥ねられ、出てきた男に刃物で刺され、金を奪われる。

動かなくなったチョルミンを確認して去って行った2台目の車にはテシクが乗っていた。

 

ただ君だけ韓国映画のあらすじ:結末

火傷の男

手術が成功し、ジョンファは見えるようになった。

しかし術後すぐに会おうねと約束したはずのチョルミンは姿を消し、退院しても戻ってこない。

アパートは街の開発のために退去しなくてはならなくなった。

引っ越しの当日、チョルミン宛てに荷物が届き、ジョンファは送り主の住所を見て手がかりを探しに訪ねて行った。

そこは修道院だった。

シスターはジョンファを火傷の男のところへ連れて行き、「マルセリーノさんの彼女」と紹介した。

火傷の男は、チョルミンからジョンファの話をよく聞いていたこと、自分があの建物から落ちた火だるまの男だということを話した。

初めて事実関係を知り、驚くジョンファ。

見えなかった頃の触覚を頼りにチョルミンの胸像をつくってみる。

何の手がかりも掴めないまま、チョルミンへの思いだけが深く心に刻まれていった。

 

想い出の河原

2年後。

ジョンファは陶芸家として自分の作品を販売するようになっていた。

休日には修道院にマッサージのボランティアに出向いている。

ある時、いつもマッサージをしているおじいさんの隣りのベッドに初めて見る顔の男性がいた。

チョルミンだった。

彼はジョンファの声が聞こえてすぐに本人だとわかったが、自分は彼女に存在を知らせようとはしなかった。

ジョンファはチョルミンの背中をマッサージしたが、チョルミンの顔を視覚で確かめたことがないので本人だと気づかない。

話しかけたがチョルミンは一言も声を発しないため、耳からの情報もない。

ジョンファは何も気づかずに去って行った。

数日後、ジョンファの勤める陶芸店に松葉づえをついてチョルミンが現れ、ジョンファのつくった夜来香の鉢を買っていく。

棚の隣に置いてあった瓶の中にいた小さなカメはかつてチョルミンが飼っていたカメだった。

店を出たところでチョルミンは走って来たゴールデンレトリバーに飛びつかれて転ぶ。

ディンガはチョルミンを見つけて飛び跳ねてきたのだったが、ジョンファは知らない人に飛び掛かったと思い、チョルミンに謝る。

チョルミンが、数日前に修道院で自分がマッサージした人だと気づいたジョンファは「送ります」と申し出るがチョルミンは首を横に振り、去って行った。

いつまでも吠えているディンガ。

店に戻ると、棚の上に置いておいたカメの瓶がなくなっていた。

店長に聞くとさっきまでは確かにあった、と言う。

外に向かって吠え続けるディンガ。

ジョンファは震える声で店長に聞いた、「ひょっとして、さっき松葉づえの人がここに来ましたか?」

「はい、夜来香を買っていきましたよ」。

その一言で確信を得たジョンファは、取り乱したまま街に飛び出し、チョルミンを探し歩いた。

どこにもいない。

涙が溢れてジョンファは崩れ落ちた。

修道院に問い合わせると、例の男性はジャン・マルセリーノでもチョルミンでもなくキム・ハクソンで、すでに退院していないという。

本当に手がかりがなくなったかと思ったその時、ジョンファが思いついたのは、ふたりの思い出の河原だった。

松葉づえのチョルミンはそこにいた。

ジョンファが呼びかけ、近づいた。

再会し抱き合う二人。

ようやくチョルミンが口を開いた。

「ジョンファ、愛してる。」

<終わり>

 

まとめ

いかがでしたか?

チョルミンとジョンファの胸キュンなシーンの数々は、実際に本編を観てくださいね。

今回は『ただ君だけ韓国の結末あらすじを紹介!号泣のストーリーはハッピーエンドじゃない?』のタイトルで、ヒロインのジョンファをひたむきに愛するキックボクサーの韓国の映画『ただ君だけ』のストーリーをネタバレつきでご紹介しました。

彼女を守ろうと、ただそれだけを思い身を徹したチョルミン、カッコいいです。

結末は、ハッピーエンドと思っていいのではないでしょうか?

チョルミンを演じたソ・ジソプもジョンファ役のハン・ヒョジュも、それはそれは素敵ですよ。

是非、本編観て号泣してください!