初恋映画窪田正孝のあらすじネタバレ!評価感想も紹介

初恋映画窪田正孝のあらすじネタバレ!評価感想も紹介
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https://youtu.be/Td5QdXlJArw 

せっかくのゴールデンウィークがステイホームウィークになってしまい、どこのご家庭も動画三昧ではないでしょうか?

テレビでは『Jin – 仁』の再放送があり、わたしはこのドラマを今までちゃんと見たことがなかったのですっかりハマってしまいました。

何より、龍馬役の内野聖陽さんの泥くさぁい、温かぁい、それでいてワイルドな魅力のトリコに。

そういえば内野さんは、2月末から劇場公開していた窪田正孝さん主演の『初恋』にも出演されていましたよね。

窪田正孝さんは朝ドラをご覧になっている方にとってはすでに「見なきゃ一日始まらない」的な俳優さんでしょうし、朝ドラ『エール!』が始まってからファンになった方も多いのではないでしょうか?

このタイミングで窪田正孝さん主演、内田聖陽さんも出演されている映画『初恋』を観たいと思っても、世間は外出自粛の真っ只中で全国の映画館が休業中です。

観られないからこそ、知りたい・・・どんな映画なのか!

今回は『初恋映画窪田正孝のあらすじネタバレ!評価感想も紹介』のタイトルで、この映画のあらすじをネタバレ付きで紹介します。

すでに数々の映画祭で絶賛され、日本より先にアメリカで公開されたという異例の作品ですから、どんな評価を受けているのかも気になりますよね!

すでに観た方の評価・感想もご紹介しますので、ぜひイメージを膨らませてみてくださいね~!

 

もくじ

初恋映画窪田正孝のあらすじネタバレ!

『エール!』では、どちらかというと繊細でソフトで人懐こい音楽家という役どころを演じている窪田正孝さんですが、映画『初恋』ではどんな役どころなのでしょうか?

あらすじからご紹介していきますね。

 

余命わずかのプロボクサーが少女モニカと出会う

天才的な腕を持つプロボクサーの葛城レオ(窪田正孝)は、新宿歌舞伎町の街をあてどなく彷徨っていた。

負けるはずのない格下の相手と対戦しまさかのKO負けをした彼は、その後の診察で脳に腫瘍があり余命いくばくもないことを告げらたのだった。

うつむきながら歩くレオの前に、男に追われる少女が現れる。

すれ違いざま「助けて!」と言われ、レオはとっさに追ってきた男をKOした。

倒れた男の懐から出てきたのは警察手帳・・・男は刑事の大伴(大森南朋)だった。

大伴の手帳を手にしたレオは、少女に腕を引かれ共に現場を立ち去った。

少女はモニカ(小西桜子)と名乗った。

父親の借金のカタにヤクザに売りとばされ、働かざるを得なくなったのだという。

今警察につかまるわけにはいかないのだ。

ヤクザと刑事に追われていると知ったレオはモニカを置き去りにしようとするが、頼れる身内などいないモニカの境遇が自分と重なり、他人事に思えなくなってくる。

どうせ自分の命も長くないのだから、とモニカと行動を共にすることにした。

 

大伴と加瀬の計画

大伴は、実はヤクザの加瀬(染谷将太)と共謀し、ヤクザの資金源となっている”ブツ”を横取りしようとしている悪徳刑事だった。

モニカはその計略に利用されようとしていたのだ。

加瀬は、ブツを奪ってチャイニーズマフィアの仕業と見せかける計略を立てていた。

他者との共存を重んじようとする組長代行(塩見三省)のやり方が気に食わない武闘派の権藤(内野聖陽)は、敵対するチャイニーズマフィアとすでに一触即発の状態だ。

何かきっかけを作れば組同士の抗争に発展し、やっかいな権藤はチャイニーズマフィアと共倒れになるだろう。

まず、ブツを管理している組の下っ端ヤス(山口貴大)からブツを奪い、同時に大伴がモニカをさらってどこかに隠す。

モニカに罪を着せるためだ。

モニカはヤスのアパートに囲われ薬漬けにされた上、客を取らされていたが、もともとモニカを連れてきたのはヤスの恋人ジュリ(ベッキー)だった。

ブツと共に消えたモニカの責任はジュリに取らせると見せかけ、ジュリを始末する。

その後モニカを連れてきた大伴にブツを預け、モニカだけ組の仲間の前に引き出してモニカも始末させれば、ブツは加瀬と大伴の手に残る。

あとは武闘派の権藤が、勝手にそれをチャイニーズマフィアの仕業だと思い込み、殴り込みに行くだろう。

しかし、計画はそう上手くは運ばなかった。

 

予想外の展開

まず大伴がモニカに逃げられてしまった。

加瀬は覆面のままヤスを襲いブツを奪うつもりでいたが、実際にはヤスから抵抗され顔を見られたため、ヤスを殺さざるを得なくなった。

いっぽうジュリをさらった男は逆にジュリの反撃に遭い、殺されてしまう。

ジュリは生きてヤスのアパートに帰り、恋人が死んでいるのを発見して半狂乱に。

さらなる誤算とケアレスミスが・・・

ヤスの死を組に報告したジュリを家まで送り届けるよう、権藤は加瀬に命じた。

車の中でうるさいことを次々まくしたてるジュリにいら立つ加瀬は、とうとう本性を表し、ジュリの家に着いたら自らジュリを殺そうと目論む。

ジュリひとりを殺すつもりだったが、家には同居する年配の女性(母か祖母?)がいた。

女性が騒ぎ出したので、結局この女性もろとも殺す羽目になった。

ジュリと女性を家に閉じ込め、発火装置をしかけて家を出た加瀬。

まさかジュリが生き延びようとは思っていなかった。

 

事態は三つ巴の争いへ

寸でのところで家から脱出したジュリは組に駆け込み、全て加瀬の仕業だと告げた。

ジュリは、加瀬がヤスの携帯を持っていることからGPSで追跡できると提案し、組は自らヤスの仇を打ちたいジュリを伴い、加瀬の後を追うことになった。

いっぽう、ブツを隠したコインロッカーへ向かっていた加瀬は、後をつけ狙ってきた組の中間幹部、城島からブツをよこせと脅される。

城島はチャイニーズマフィアと通じていたのだった。

加瀬は城島をかわすため、気絶させた上、車でひき殺し逃走した。

加瀬と大伴が次に向かったのは千葉県だった。

逃げたモニカの携帯GPSを頼りに後を追ってきたのだった。

モニカとレオは、モニカの同級生・竜二を頼って千葉県に来ていたが、すでに夜遅くなっていたため、かつてモニカが暮らしていた実家に向かっていた。

そこに現れたのはチャイニーズマフィアだった。

彼らはモニカがブツを持っていると思い込んでいるのだ。

逃げようとする二人の前に、大伴と加瀬が現れ、二人はとにかく加瀬の車に乗り込むが、そこに今度は権藤たち組の一行が現れた。

 

思いがけない知らせ

復讐の鬼と化したジュリが車の窓ガラスをバールで割り、加瀬は砕けたガラスで傷を負う。

追って来たチャイニーズマフィアからも襲われ、銃撃を受けたブツの袋が破れて薬が加瀬に降りかかった。

傷口から薬を吸収した加瀬はだんだんおかしくなっていく。

三つ巴の争いはカーチェイスとなり、やがてとあるホームセンターへ。

レオとモニカは加瀬の車を脱出し、店の奥に隠れることができた。

そこでレオは携帯の留守電に気づき、「余命わずか、というのは間違いだった」という知らせを聞く。

死なないとわかるとそれまでの思い切った自分の行動が、急に恐ろしくなってくるのだった。

その時だった、二人はマフィアの女チアチーに見つかり、レオは「ヤクザかカタギか?」と聞かれる。

チアチーは、「カタギなら行きな」とレオだけ逃がそうとするが、レオはヤクザと立ち向かうことにした。

モニカを見殺しにできなかったのだった。

レオの男気に免じて、チアチーは二人を放してやることにした。

 

幕引き

ホームセンターの店内ではおかしくなった加瀬が暴れまわっていたが、とうとうジュリに首をはねられてしまう。

ジュリはモニカと間違われてチャイニーズマフィアの銃撃に倒れた。

大伴は店の外に出ようとすると、そこは大勢のパトカーと警察に取り囲まれていた。

なんとかうまく取り繕おうとするが、そこに背後からチアチーが現れたことで銃撃が始まり、警察の一斉射撃にやられてしまう。

いっぽう権藤はチャイニーズマフィアのボス、ワンとガチ対決。

死闘を繰り広げ最後は権藤が勝った。

レオとモニカの前に現れた権藤はレオに車を運転させ、脱出に成功した。

大勢のパトカーに追われながら逃げる途中、権藤の提案でブツは車外に捨てた。

レオがまたボクシングをやりたい、と言うと権藤は二人を車から降ろしてくれた。

晴れて自由の身になった二人。

権藤は追ってくるパトカーと共に、海の上の道を朝日に向かって突き抜けて行った。

 

恋のゆくえは?

モニカの本名はユリだった。

ユリがかつて住んでいた家は今や無人となっており、ユリにも帰るべきところがない。

レオはユリに「汚いところだけど」と自分のアパートに来るよう誘い、二人は一緒に暮らすことになった。

レオはボクシングを再開した。

かつて、類稀な才能を持ちながら、試合に勝っても顔色ひとつ変えなかったレオはまるで生まれ変わったようになり、勝利の時は全身で喜びを表現するようになった。

日中モニカは薬物治療に通い、レオはトレーニングへ。

そして一日が終わると同じアパートに帰ってきて、二人顔を合わせる日常が始まったのだった。

おわり。

 

初恋映画窪田正孝の評価感想を紹介

さて、あらすじはわかりました。

では、この映画の見どころはどこにあるんでしょうか?

実際に映画を観た人からの評価・感想をご紹介します!

 

窪田正孝主演の映画初恋は面白いのか?観た人の評価感想とは?

とにかく笑った!最高に面白かった。

今までの映画で一番面白かったかもしれない。

ばたばた人が死んでくところはちょっとキルビルに似てるかな?

初恋というタイトルに引かれて見に来たら人がバンバン殺されていくし結構エグいシーンがあって驚いた。

一番すごかったのはベッキー。

殺された恋人の仇を打とうとする女ヤクザがハマっていた!

こんなに迫力ある女優さんだったんだね。

内野さんがめちゃカッコよかった。

悪徳警官の大伴とチンピラの加瀬のコンビはすごく良かったな!

日本刀を抜く内野さんと銃打ちまくる中国マフィアの対比もめっちゃカッコよかった。

狂った染谷将太と恋人を殺されて阿修羅と化したベッキーが映画を盛り上げまくる。

ホームセンターから車で逃走するところ、2階からのジャンプに臆した窪田正孝が内野さんに大丈夫なのかと聞いたら、「日本車を信じろ!」とわけわからん返答をしたのに吹いた。

ギャグの入れどころが変でそこも笑える。

三池監督は原作殺しと言われるが、今回のオリジナル脚本ではこれまで以上に楽しめたんじゃないだろうか?

余命宣告を受けたボクサーのレオ、自分の利得だけで策略に突っ走るチンピラの加瀬、恋人を殺されて復習に燃えるジュリ、中国マフィアと対決し生き残ろうとする権藤。

どのキャラクターもまるで関連性がないようだけど、これが世界観を豊かにしていたと思うし、クライマックスに行くにしたがって1つに融合されていく感じは見事だった。

どいつもこいつも自分の意思を強力に推し進めていく中で、モニカだけがどう生きて行ったらいいのかわからない感じだった。

生き方を必死で模索する様子が他とは違う際立ちかたをしていて良かった。

最初と最後しか出てこない窪田正孝の筋肉美が素晴らしかった。

ベッキーは大分突き抜けていた。

最初から生首出てくるしバイオレンス激しいし下ネタあったり、どこが恋愛映画?と思いながら見てたけど、終わってみると確かにレオとユリの初恋物語だった。

染谷将太の「痛くなぁ~い!」にツボった。

狂暴で汚い欲と権力が渦巻いた世界で、主演の二人は純粋に恋していた。

泥沼に咲く蓮の花のように美しかった。

三池監督の映画は大好きだけど、今回のは格別かも。

シリアスな任侠と本気で笑えるギャグの混在、そこにアクションと恋。

いろんな面白さがこれでもか!とてんこ盛りにだった。

残虐な殺人をBGMと共に盛り上げてエンターテインメント化してしまうのは三池監督の得意な手法だと思う。

染谷将太がいい!

頭のキレる策略家かと思いきや、中盤以降どんどんボロが出て最後は自分も投げやりになっていくところが可笑しくて笑えた。

俳優陣がそれぞれ個が立っていて素晴らしかった。

窪田正孝が生への執着を取り戻していくところも良かったな。

ストーリーもキャストもすごく良かった。

くだらないギャグも超笑った。

ユニディからがこの映画のクライマックス。

三池監督がこの映画のタイトルを『初恋』にしたのは、タイトルだけ見て勘違いした人も見に来てくれるんじゃないか、と目論んだからだそうだけど・・・

確かにタイトルだけで内容をイメージして来ちゃったら大変なことになると思った。

血とかエグいのが大丈夫な人じゃないと無理だし、ある意味コテコテの任侠映画だから。

血なまぐさいストーリーが、窪田正孝さんの清々しさでみんな帳消しになった。

 

ツイッターの声も紹介

ツイッターにも映画を観た方の感想がたくさん上がっています。

いくつかご紹介しますね♪

まとめ

今回はタイトル『初恋映画窪田正孝のあらすじネタバレ!評価感想も紹介』についてお話しました。

この映画と同じころ、ミッドサマーも劇場公開されましたね。

ホラーのような恋愛映画のような、狂った村の明るく残虐でどこかコミカルな作風に、熱狂したファンが続出でしたが、ここにも「どこか通じるところのある」ハチャメチャな映画があったんですね。

初恋というタイトルながらコテコテの任侠映画でもあり、コメディと殺りく、ドラッグと闇の権力者といういろんな要素が詰まった窪田正孝さんの映画。

今回のあらすじネタバレと評価感想を観て気になった方は、ぜひチャンスが来たら観てみてくださいね!