目撃者映画ハリソンフォードのあらすじは?アーミッシュの暮らしがミッドサマーに似てるって本当?

目撃者映画ハリソンフォードあらすじは?アーミッシュの暮らしはミッドサマーに似てるって本当?
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『ミッドサマー』ロスが癒えない皆さんへ・・・

あの映画の何がそんなにも観た人の心をトリコにするのか?

一度観たらもう心から離れない。

何度も通ったが見るたびに新たな疑問が湧いてくる。

ただのホラーでもなく、ただのミステリーでもなく、家族の在り方、恋人との関係性など、考察ポイントがどっさりありましたね。

そして何より「ホルガ村」という、明るく美しい、不思議な村で起きる常軌を逸した出来事の数々にハマってしまう人が続出したのではないでしょうか?

不思議な環境に紛れ込み、今まで培ってきた価値観が根底から覆されるという衝撃的な体験が、映画を観ている人たちにも体感できるような作品でした。

そんなあなたにイチオシな作品がハリソンフォード主演の映画『目撃者-刑事ジョン・ブック』です。

舞台となるのはカナダやアメリカの一部の地域に今も存在する、アーミッシュの村。

現代的な生活をあえて遮断し、電気も引かず、小さなコミュニティで自給自足しています。

独自の価値観と信仰を持った人々の風変りな暮らし。

今回は『目撃者映画ハリソンフォードのあらすじは?アーミッシュの暮らしがミッドサマーに似てる?』

のタイトルで、この映画のあらすじと、アーミッシュの村の暮らしについてご紹介します。

自宅でお篭りの毎日には、こんな素敵な面白い映画が必要なのではないでしょうか?

 

もくじ

目撃者映画ハリソンフォードのあらすじは?

『目撃者-刑事ジョン・ブック』は1985年公開の古い映画です。

筆者は中学生の頃、地上波で放送された時に録画したVHS(DVDの前のやつです)を持っていて、妹とよく繰り返しこの映画を観ました。

子役がめちゃ可愛くて、アーミッシュの村と人々の古風な暮らしと雰囲気が素敵すぎて、再生するたびワクワクしたものです。

どんな映画だったか、忘れてしまった方、まだ観ていない方のためにあらすじをご紹介しますね。

アーミッシュの少年サミュエルが目撃した殺人の犯人は・・・

アーミッシュの少年サミュエルと母親のレイチェルは、米国ペンシルベニア州ランカスター郡にある故郷からボルチモアに住む親戚の家を訪れるため、列車で旅立った。

乗り換えに降り立った駅で少年サミュエルはトイレに行き、偶然、殺人を目撃してしまう。

事件の捜査に携わることになった刑事ジョン・ブックは母子に協力を求め、サミュエルに面通しをしてもらうがそこには犯人はいなかった。

仕事をするジョンの傍ら、サミュエルが署内を散策していると、数々の功労賞やトロフィーが飾られたショーケースの中にある刑事の新聞記事の切り抜きが収められた額を見つける。

その写真に写っているマクフィー刑事こそ、サミュエルが見た殺人犯だった。

ジョンは上司のシェイファー本部長に相談するが、内密にしようと話した直後に、マクフィー刑事本人から銃撃を受ける。

シェイファー本部長とマクフィー刑事はグルだったのだ。

 

マクフィー刑事が殺人を犯した理由

マクフィー刑事は麻薬課の刑事で、事件の2年前に大量の麻薬P2Pを押収し表彰を受けたが、肝心のP2Pは行方がわからなくなっていた。

マクフィー刑事とシェイファー本部長は、P2Pを金に換え、私腹を肥やしていたのだった。

不正に気づいた別の刑事をマクフィー刑事らが襲い、隠ぺいしようと殺害した現場をサミュエルが目撃したのだった。

 

ジョンはサミュエルと母親のレイチェルをアーミッシュの村まで送り届けるが

マクフィー刑事の襲撃を受けて、シェイファー本部長が黒幕だったとすぐに気づいたジョンは、マクフィーの顔を見たサミュエルとレイチェルを守るため、誰にも行方を告げず自ら姉の車で母子をアーミッシュの村まで送り届ける。

しかし帰ろうとしたジョンの車はすぐそばのポールにぶつかり、停車した。

ジョンはマクフィー刑事の襲撃を受けた際、銃弾を受けていたのだった。

レイチェルと、同居している義父のラップ氏は村人の助けも借りてジョンを看病した。

銃弾を受けて病院に行くと警察に通報され、すぐに居場所がバレてしまうからだった。

やがて動けるようになったジョンは、病死したレイチェルの夫が生前着ていた服を借り、村の仕事を手伝いながらアーミッシュの生活に溶け込んでいった。

レイチェルと惹かれ合っていることもお互いに感じていたが、住む世界が違うことを理解していたため、どうすることもできなかった。

 

観光客を殴った前代未聞のアーミッシュとは

ジョンは村の公衆電話から相棒の刑事に電話をかけ、署内にあるサミュエルとレイチェルの書類を処分するよう頼んでいた。

マクフィー刑事とシェーファー本部長を逮捕するためには署に戻らなくてはならないが、そこではすでにジョンがお尋ね者として捜索を受けていた。

ジョンの相棒カーターはジョンの行方を吐くよう強要され、挙句に殺害されてしまったが、それを知ったジョンは憤りを抑えることができず、たまたま村人にちょっかいを出してきたならず者の観光客を殴ってしまう。

地元のアーミッシュは決して暴力を振るうことなどないため、その出来事はすぐに警察の知るところとなり、居場所を突き止めたマクフィー刑事とシェーファー本部長はある日とうとう銃を携えラップ家に乗り込んできた。

 

ジョンとラップ家を救ったのは・・・

マクフィー刑事ら3人が武装して現れたことを知ったジョンは、サミュエルを裏口から外に送り出し、村人に知らせるように言う。

全速力で走り出したサミュエルの後ろで何発もの銃声が響き出した。

ジョンは3人のうち最初の一人を倒し、銃を奪ってマクフィーを撃つ。

その頃シェーファーはラップ氏とレイチェルを人質に取り、ジョンを追い詰めようとしていた。

その時、サミュエルが鳴らした鐘の音が村人たちを呼び、たちまち方々から大勢の村人が集まった。

銃を構えたシェーファーにジョンが言った、

「どうするつもりだ、シェーファー。

俺を撃つのか、彼女を撃つのか、この子を撃つのか!」。

「もう終わりだ、シェーファー!」

シェーファーは逮捕され、事件は解決した。

 

目撃者映画ハリソンフォードのアーミッシュの暮らしがミッドサマーに似てる?

この映画の見どころはなんといっても、アーミッシュの村の牧歌的な風景と信仰深い人たちの暮らしです。

簡素に、質素に暮らしており、村人が着用している服にはボタンがついていません。

ボタンは余計な装飾と見なされているからです。

交通に利用するのは自動車ではなく、馬車。

レイチェルとサミュエルが乗った馬車が駅に向かう途中、一般道で多くの自動車と共に赤信号で停車している様子は、何とも言えず美しく映ります。

この映画に出てくる村人たちは、実際のアーミッシュの村をモデルにしています。

アーミッシュとは元はドイツ系の移民の人たちで、今もアメリカやカナダの一部の地域に独自のコミュニティをもって自給自足の暮らしをしているのです。

 

アーミッシュの村とミッドサマーは似てる?

ミッドサマーに出てきたホルガ村の人たちのように、アーミッシュの人々は外部の生活からは一線を隔して暮らしています。

電気も通信機器も使用せず、最低限必要な電気は風車や水車などから備蓄した電気を自家発電で使用します。

キリスト教徒ではあるらしいのですが、より厳格なルールが定められていて外部とは隔離された生活をすることも信仰の一部とされているそうです。

困った時はみんなで力を合わせる、新婚の夫婦がいれば親戚近所総出で新居を建てるなど、コミュニティそのものが1つの大家族のように助け合って生活しています。

ね、どことなくミッドサマーに似てますよね。

そしてミッドサマーのホルガ村にも人生の「夏の季節」があったように、アーミッシュの村にも16歳になると親元を離れ、アーミッシュの掟からも全て解放されて現代社会の中で暮らす「ラムスプリンガ」と呼ばれる習慣があるそうです。

そこで若者たちは人生をアーミッシュとして生きるのか、現代社会の中で一般人として生きるのかを自分で考え、決断する機会を得るのだそうです。

ミッドサマーと違い、アーミッシュの村では暴力的な風習は一切ないので、そこはさすがに正反対ですね。w

彼らは現代社会を拒絶しているわけではなく、自分の信仰を静かに守って生活しようとしているだけなのだそうです。

『目撃者-刑事ジョン・ブック』は、実在するアーミッシュの村と人々について、多少なりとも理解と見識を得られる名画だと思います。

美しい牧歌的な風景と人々の残像も、心に残りますョ。

 

まとめ


今回は『目撃者映画ハリソンフォードのあらすじは?アーミッシュの暮らしはミッドサマーに似てるって本当?』のタイトルで、コロナで外出制限のかかった今、お家で楽しんで欲しいハリソンフォードの映画についてご紹介しました。

この映画は、殺人の目撃者となったアーミッシュの母子と刑事が犯人に立ち向かうサスペンスドラマです。

ミッドサマーにハマった人には高い確率でストライクゾーンに入るであろう、カルトな村が舞台になっています。

あらすじと共にアーミッシュの暮らしについても少しご紹介しました。

ミッドサマーのホルガ村にも通じる、美しく牧歌的な風景と独自のルールを厳格に守って暮らす人々。

ミッドサマーを見た人なら似てると思うポイントはいくつも見つかると思います。

まだ観ていない方はぜひ見てみてください。