科捜研の女の俳優で死去した泉政行の死因とお墓の場所は?仮面ライダー555のエピソードも紹介

科捜研の女の俳優で死去した泉政行の死因とお墓の場所は?仮面ライダー555のエピソードも紹介
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現在シーズン19を放送中の科捜研の女。

これだけのロングランだと登場人物や俳優さんが移り変わっていくのも頷けます。

先日、多くの人が科捜研の女で親しんでいた俳優の深浦加奈子さんが死去した際の死因について、記事を書きましたが、もう一人、惜しまれつつ死去した俳優さんがいらっしゃいました。

仮面ライダー555の泉政行さんです。

泉政行さんの俳優人生とはどのようなものだったのでしょうか?

今回は泉さんの死因と、今もなお多くの人が懐かしむ泉さんの出演作品『仮面ライダー555』のエピソード、そして泉さんのお墓がどこにあるのかについてもご紹介します。

知ればお墓参りに行きたいファンの方も多いはずです。

 

もくじ

科捜研の女の俳優で死去した泉政行さんの死因は何?


泉政行は、1980年5月12日生まれ。

2015年7月28日に死去され、享年35歳という若さでした。

訃報が出た当時はご家族の意向で死因は明らかにされませんでした。

死因が伏せられたことで却っていろいろな憶測がなされ、自殺、エイズ、白血病などともいわれました。

しかしその後、肝硬変だったことがわかりました。

泉政行の姿をテレビで見かけなくなったのは、2011年12月に放送された『科捜研の女』シーズン11で、第8話の『隠された発火装置!連続放火、消された指紋の秘密!!』をもって番組を卒業してからでした。

管理人:かにゃ
泉さんが演じた乾健児が病気のお父さんを看取る、という名目で京都府警を退職したにゃ。

「実家に帰る」と説明したけど、乾の実家は京都府内にあったはずにゃ。

話が不自然だし、唐突な展開だった感じもするから「病気療養のため」だったんじゃないかと言う人が多いにゃん。

『科捜研の女』を卒業した後は、仕事のペースを落とし、2012年には舞台に数本出演していたようです。

泉政行をスクリーン越しに目にした最後の作品が、映画『グレイトフルデッド』(2014年公開)でした。

この頃の仕事は、すでに始まっていた闘病との兼ね合いで進められていたと考えられます。

自身のブログ「青空に浮かぶ月」を最後に更新したのは2013年5月の誕生日でした。

2012年のクリスマス以来、約半年ぶりの更新で「33歳は『みんなも、自分も明るく、楽しく、笑顔溢れる一年に!!』をテーマにしていこうと決めた」と宣言しています。

「最近、全速力で走ると息が上がる」ことなども伝えており、体調が優れない状態であることをそれとなく公開してもいたのでした。

 

肝硬変とはどのような病気か?

肝硬変とは、文字通り「肝臓が硬く変化してしまう」病気です。

肝臓が線維化して硬く萎縮していってしまい、肝臓の機能が低下して行ってしまうのです。

原因はいくつかありますが、日本人に一番多いのはB型とC型のウィルスによる慢性肝炎からの肝硬変だそうです。

しかし肝炎ウィルスは、感染しても症状が出なかったり自然治癒してしまうものもあり、また肝炎を発症するまでにも数十年かかったりと、すぐに重篤化する病気というわけでもないようです。

小児肝炎や急性肝炎などの発症が早い肝炎もあるそうですが、適切に治療すれば数ヶ月で完治できることが多いそうです。

肝硬変で死亡する人の多くは肝臓がんを併発してしまっているそうです。

しかしこれも、肝臓病になった人全てが肝臓がんになるというわけではなく、慢性肝炎や肝硬変の症状が浅いうちに、適切に治療を受ければ治る病気と言われています。

近年、肝硬変は90%以上が治ってしまう病気となっているのです。

管理人:かにゃ
むしろ泉さんのように、若くして肝硬変で亡くなるというケースは稀だったようだにゃん。・・・本当に残念にゃん。

 

肝臓の働きと性質

肝臓とは何をしている臓器なのか、ご存知ない方もいるかもしれません。

肝臓には痛みを伝える神経が通っていないため、異変があっても症状が出にくく、気づかないうちに負担をかけている、ということがあるようです。

しかし肝臓は重要なはたらきをしていて、

  • 体内に取り入れた栄養を分解し、エネルギーとして利用できるように変換する
  • 食物やアルコールに含まれる成分を解毒する
  • 胆汁を分泌し、それによって脂肪の吸収率を上げたり、コレステロールを体外に排出する

という役割を担っています。

管理人:かにゃ
肝臓が悪くなって食べたものの解毒ができなくなると、有害物質のアンモニアが体外に排出されないまま血液と一緒に体を巡って、脳に障害をきたすこともあるらしいにゃん。

食べ物食べても、胃や腸だけでは人は生きていけないにゃん。

すごく大事な器官にゃん。

つまり定期的に健康診断を受けて、いつも健やかに保つよう意識することが大切なのですね。

 

お墓の場所は?

泉政行さんは、埼玉県春日部市の『かすかべ霊園』に眠っています。

住所:〒344-0011 埼玉県春日部市藤塚46−5

TEL:048-736-2591

開園時間:9:00~17:00(祝祭日は時間に変更の可能性あり・要 確認)

アクセス:春日部駅から車で11分 / 東京スカイツリーライン一ノ割駅から徒歩18分(車で7分)

墓前には今もファンが訪れ、花が手向けられているそうです。

 

科捜研の女の俳優で死去した泉政行の仮面ライダー555のエピソードとは?

なぜ、『仮面ライダー555』が泉政行の出演作として視聴者の関心を集めるかといえば、この番組のストーリー性によるところが大きいと思います。

この番組に登場するのは主役の仮面ライダーファイズ側と、敵対する怪人オルフェノク側のキャラクターたちです。

面白いのは主役の仮面ライダー側にもヒーローらしからぬ欠点があったり、怪人オルフェノク側にも正反対の思想を持つ派閥があったりして、単純な物語設定ではなかったのです。

木場勇治も、怪人という設定ながら人間との共存を願い苦悩する、という善良な心も持ち合わせた魅力的なキャラクターで、主人公でないにもかかわらず多くのファンがついたのでした。

管理人:かにゃ
そういえば友達から「今の仮面ライダーは人間関係が複雑でドロドロしてるんだよ~」と聞いたことがあったにゃん。

子供より大人が真剣に観てたような番組だったらしいにゃん。

泉政行演じる木場勇治が残した名ゼリフ

知ってるかな、夢っていうのは、呪いと同じなんだ。

呪いを解くには夢をかなえるしかない。

けど、途中で夢を挫折した者は、一生呪われたままなんだ。

そんな仮面ライダー555にまつわる、泉政行の体験とはどのようなものだったのでしょうか?

 

エピソード1

泉政行が仮面ライダー555で木場勇治を演じた時、一番つらかった撮影時の思い出は、2話で涙を流しながら自転車をこぐシーンを20回以上も繰り返したことだったそうです。

かつての恋人知恵を自転車の後ろに乗せて走った、その光景を思い出して涙ながらに幻影に追い縋る、という設定だったそうです。

当時、泉政行は23歳。

前年、『ごくせん』の生徒役でデビューしたばかりの頃でした。

涙を流しながら自転車をこぐ・・・1回、2回ならまだしも20回以上ともなると、聞いただけでも大変そうですよね。笑

その時、泉政行は「こんなことを1年間やらされるんだろうか」と妙に感慨深く感じたそうです。

 

エピソード2

仮面ライダー555の撮影が始まってから、最初にホースオルフェノクに変身する場面になった時のエピソードです。

それは極寒の雨が降る冬の日で、スタッフのレインコートにはつららが立ち、地面も凍ってしまっている状態でした。

さらにロケを行っていたのが坂道だったということで、待機中のスタッフたちは足元が滑って坂道をズルズル滑り落ちていたそうです。

泉政行だけは滑り落ちないようにと、後ろから支えていたのは助監督だったそうです。

ちなみに仮面ライダー555の助監督は、名前が挙がっているだけでも6名はいて、どの方だったかはわかりません。

 

エピソード3

21話はファンにとっても「神回」だったと評判です。

この回の撮影中に、泉政行は顔に傷を負ってしまいました。

泉政行演じる木場勇治は怪人オルフェノクの一人ですが、同じオルフェノク族の中にも「人間と共存しようと考える心温かい」オルフェノクが一部いて、木場勇治はその少数派閥の一人なのだそうです。

オルフェノク族を取り仕切る組織の大元は「人間なんて排除してオルフェノクだけの世界を作る」ことを目指しているため、木場勇治は裏切り者として、同じオルフェノク族から送られた刺客に襲われてしまいます。

このシーンでの殺陣の最中に顔に大きなひっかき傷を負ってしまったのです。

しかし監督は、その傷を活かす形で撮影を続行し、わざと木場勇治の傷を負った頬が映るように撮ったといいます。

 

まとめ

科捜研の女の俳優で2015年7月に死去した、泉政行の死因とお墓について、また大人気特撮ヒーロー番組だった『仮面ライダー555』のエピソードについてご紹介しました。

泉政行は35歳という若さで死去されましたが、『仮面ライダー555』しかり、『科捜研の女』しかり、出演作での存在感は大きく、今でも多くのファンがお墓にお花をたむけに行っています。

死因は肝硬変でした。

短すぎる俳優人生でしたね。